【乳腺炎・おっぱいの張りがつらい】自宅でできる対処法と受診の目安を助産師が解説

こんにちは!愛知県岡崎市にあります出張専門産後ケア【江口助産院】助産師の小野温子です♪

「おっぱいが張って痛い・・これって大丈夫?」
〝もしかしたら乳腺炎かも・・・〟

産後、多くのママが経験するおっぱいのトラブルですが、実は時期によって原因や対処法が異なります。
そこで今回は、産後すぐに起こりやすい張りの理由から、乳腺炎が疑われるサイン、自宅でできるケアと受診の目安までを、助産師の視点でわかりやすく解説します。

おっぱいが張って痛い原因は、産後の時期によって違います

「おっぱいが張って痛い!」
そう感じる場合、産後の時期によって原因が異なります。

まず多いのが、産後2〜3日頃に起こる、カチカチに張ってしまう状態。
これは、母乳が作られ始めている一方で、乳腺がまだ十分に開ききっていないため、出口が詰まっている状態です。

この場合、まず大切なのは乳房マッサージで乳腺を開通させること。
出口が開かないまま母乳がどんどん作られると、さらに滞ってしまいます。

またこの時期は、脂っこいもの、カロリーの高い食事を少し控えることも、張りを悪化させないポイントです。

母乳育児中に起こる乳腺炎のサイン

産後すぐの強い張りが落ち着いたあと、母乳育児を続けている中で、

〝急にしこりを感じる〟〝おっぱいに痛みが出る〟といった変化があれば、乳腺炎の可能性を疑ってみてください。

要注意の症状

以下の症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。

✔︎しこりがある
✔︎赤みがある
✔︎触ると痛い
✔︎発熱がある
✔︎おっぱいが痛くて腕が上がらない

自宅でできる具体的なケア5つ

1、授乳・搾乳で「溜めない」ことが基本

おっぱいの張りや軽いしこりは、母乳がうまく出ていないことが原因の場合が多いです。

・赤ちゃんにしっかり吸ってもらう
・飲み残しがある場合は、無理のない範囲で搾乳する

「全部出し切らなきゃ」と頑張りすぎる必要はありません。痛みが和らぐ程度を目安にしましょう。

2、 授乳前は温めて、授乳後は冷やす

これはとても大事なポイントです。

授乳前

蒸しタオルや温かいシャワーでおっぱいを温める
▶︎血流が良くなり、母乳が出やすくなります!

授乳後

張りや熱感がある場合は冷やす
▶︎炎症を抑える効果があります!

※冷やしすぎはNG。「気持ちいい」と感じる程度でOK♪

3、しこりがある場合の授乳の工夫

軽いしこりがある場合は、

✔︎しこりの方向に赤ちゃんのあごが向く姿勢で授乳
✔︎体勢を変えて授乳してみる

強く押したり揉んだりする必要はありません。

吸ってもらうことが一番のケアです。

4、食事と水分の見直し

特に産後すぐや張りが強い時期は、

・脂っこいもの
・甘いもの
・高カロリーな食事

は少し控えめにしましょう。

水分は、喉が渇く前にこまめに摂ることを意識してください。

5、しっかり休む

寝不足や疲れがたまると、おっぱいのトラブルは一気に悪化しやすくなります。

✔︎家事は最低限
✔︎赤ちゃんと一緒に横になる
✔︎「今日は休む日」と決める

これも立派なケアです。

自分でやらないでほしいこと

助産師として、これは強く伝えたいです。

✔︎しこりを強く押す・揉む
✔︎痛いのを我慢して放置する(様子を見過ぎない)
✔︎ネットの民間療法を自己判断で試す

炎症がある状態で刺激を与えると、悪化・長期化の原因になります。

受診をおすすめするタイミングとは?

乳腺炎は炎症を起こしている状態です。
刺激を与えることで、かえって悪化してしまうことがあります。

次の症状がある場合は、自宅ケアだけで頑張らず、早めに助産師や医療機関へ。

✔︎しこりや痛みが強くなる
✔︎赤み・熱感がある
✔︎発熱がある
✔︎腕を動かすのがつらい

早めに助産師や医療機関で処置を受けたほうが、回復も早くなります。
鬱滞がひどくなると、膿がたまることもあるため、「様子を見すぎない」ことがとても大切です。

 違和感を感じたら、ぜひ早い受診をしてくださいね。

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